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音楽は、車でサブスクリプションサービスで聴くか、家でレコードをかけることが多いこの頃、いつの間にかCDは全く聴かなくなってしまいました。

 今日は、先頃亡くなった名ドラマー村上“ポンタ”秀一さんの名演を収録した山下達郎さんの2ndソロアルバム『SPACY』(1977年)をレコード棚から引っ張り出して聴いてます。今から44年前のブレイク前のややマニアックとも言えるアルバムですが、今聴いても古臭さを全く感じさせない普遍的なポップ感覚、ソウル・R&B・ファンクなどをルーツとした洗練されたアレンジ、そして演奏や録音のクオリティの高さにも改めて驚かされます。

 一枚のレコードを大切にして、音楽をアルバム単位で聴いていたアナログレコードの時代からみれば、AIがリスナーの好みを分析し、いろんな曲をランダムに提案してくれる今のリスニング環境は隔世の感がありますが、手軽にいつでもどこでも音楽を楽しむにはデータ音源が圧倒的に便利なのかもしれません。でも、時にはゆったりとコーヒーでも飲みながら、一枚のレコードをターンテーブルで回して、アナログ盤のまろやかな音質を味わうひとときも悪くないと再認識した日曜日の午後でした。【Y.S】


記憶の限りにおいて人生三度目のマスク装着以来一年ほどが経過した。

鼻が痒くなったりむずむずする以外の抵抗感は随分と軽くなった。最早何回装着したのかも分からないし、装着の前にネクタイ程度にまで勇気と覚悟をかき集める必要もなくなった。 とは言え老眼鏡や入れ歯の境地までにはまだまだ至ってはいない。 ネクタイのついでに襟巻も苦手である。寒がりなのに。そんな中で二番目に気に入っていたのは全長50cm程度のフェイクファーの襟巻で、長くないのが良かったらしい。 一番はスキー場で買ったラウンドの襟巻であるが、何と呼ばれているかは知らない。 手袋も、焚火のとき以外は寒くても擦り剥きそうでも長く嵌めたままでいられない。 靴下も家に帰れば脱ぐ。故に冬、家に帰って炬燵が無いと強いストレスを生じる筈だ。ベルトも工具や水筒などを着ける場合以外は極力避ける。日陰でも半袖姿になれない程度に日焼けを厭っているのに、日射病や熱中症になりそうでも帽子は被りたくない。 おそらくは古い否定的な感情に根差しているのであろう。まあまあ根強い。【I・K】

古着の回収サービスを利用することにしました。 安くはない料金ですが、ごみにはしたくない、新しい服は欲しい、部屋に物は増やしたくない…この煩悩への罪悪感を消す対価と腹を括りました。さらに古着は途上国へ渡り、子供たちのポリオの経口ワクチン接種費用に充てられるということで、めでたしめでたしと自分に言い聞かせています。姉宅からも着ない子供服を回収しますが、回収袋がかなり巨大で(3辺計160cm)埋まるかどうか、不安なところです。 --- 外でお酒が飲めないGWの存在意義ってなんでしょうか。飲めない悲哀とユーモアといえば落語「芝浜」「禁酒番屋」「長屋の花見」あたり。志ん朝師匠のかっこいい枕を聞きながら、あぁ都庁の上の方から言われると意地でも感染リスクのない方法で楽しく酔っぱらってやろうかと思うものです。【M.O】

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